目の前に目玉焼きがあります。そして千切りキャベツが添えられています。
テーブルには以下の６つの調味料があります。
１ 醤油
２ ソース
３ ケチャップ
４ タバスコ
５ マヨネーズ
６ 七味
あなたはどの調味料を選びますか。
・・・
では分析させていただきます。
１ 醤油
これを選んだ人は こだわりの無い人 です
雪纖瘦投訴。
一般的な日本の家庭のテーブルの上にある調味料といえば先ずは醤油です。
目の前にある調味料をとりあえずかけるというこだわりの無さは器の大きいという証拠です。アイスクリームやクリスマスケーキにも醤油をかけるほどこだわりがありません。
こだわりが無いので つまらないこだわりを持っている人 を憐れみの目で見ています。
一例を挙げるとブラックタイガーとクルマエビの違いがわからないのに
「さすがだねえ、ここのホテルは・・」
などと言っている 自称食通 や、一杯７００円くらいのラーメンをここぞとばかりに美味いの不味いの言っている 自称グルメ を憐みの目で見ています。
こだわりはありませんが 人を見る目がある のが醤油を選ぶ人なのです。
これを選んだ人はこだわりの無さ故に 来るものは拒まず なので友達が多いというのが特徴です
雪纖瘦投訴。
２ ソース
これを選んだ人は 神経質な人 です。
目玉焼きがテーブルに置かれるたびにどのソースにするかでいちいち悩む人です。
雨の日はウスターソース、晴れの日はとんかつソース
デートの前にはデミグラスソース、ふられた夜にはミートソース
マクドナルドにはブルドック、モスバーガーにはオリバー、ドムドムバーガーにはオタフク
など訳の分からない信条を持っています。
ソースを選ぶ人は神経質なためにテレビでやっている朝の占いを本気で信じています。
ラッキースポットが おしゃれなカフェ だった日はその日のうちに２６件のカフェにいって約一万八千円使ったという伝説を残しました。そして夜眠ることができませんでした。
神経質なのでその対極にいる 醤油を選んだ人 とは犬猿の仲です。
３ ケチャップ
これを選んだ人は 素晴らしい人 です。
なぜ素晴らしい人かと言えば甲辰がケチャップを選ぶからです。
ケチャップを選ぶ人はビールは サッポロ を選び、日本酒は 純米酒 を選びます。
このブログを読んでくれている心優しいブロガーの方々はこの素晴らしい選択に 拍手 をクリックしてくれます。
以上。
４ タバスコ
これを選んだ人は サービス精神旺盛な人 です
タバスコと聞いて先ず思い浮かべるのは日本でのタバスコの販売権を一時期持っていたアントニオ猪木です。
目玉焼きを食べる時でさえタバスコを手に取ってこのちょっとした うんちく を語ろうとするサービス精神に うぜえ だせえ という声も聞かれますがそんな声に負けずにサービス精神満開で人々に感動を与えようとします。
ただそんなサービス精神が飽きられたと自覚すると今度は パフォーマンス で人々の関心を引こうとします。
学生時代、合宿の朝食の時に ヒャッハー と叫びながら目玉焼きにタバスコをかけるその姿に癒された後輩たちは（一生この先輩についていこう）と考えましたが、社会人になってこの微妙な先輩に距離を置くようになりました。
その名残かどうかはわかりませんがタバスコを選んだ人はもらえる年賀状が少ないというのも納得がいきますね。
５ マヨネーズ
これを選んだ人は 合理的な人 です。
目玉焼きにかけるのは当たり前として添えられているキャベツの千切りにもあうマヨネーズを迷わず選択するこの精神は 手間を省くという合理性 を絶えず追求しています。
この合理性は日本の社会では敬遠されます。
あまりにも合理的過ぎて会社に着ていくスーツ以外にはジャージしか持っていません。ゴルフに行くときも釣りをするときも寝る時もジャージしか着ません。また、洗濯して迷わなくてもいいように靴下は同じ柄のものを何足も持っています。いつも同じ靴下を履いていると思われているので女性からはモテません。
そもそもマヨネーズの語源はハルケギニア語の
マヨワネーゾ（迷わねーぞ）
から来ていると言われています。
居酒屋に入って とりあえずビール という合理的注文は福岡県のマヨネーズ愛好家から始まったとされています。
６ 七味
これを選んだ人は 面倒くさがりな人 です。
七味という七つの薬味が入っている調味料をとりあえずかけておけばいいだろうという面倒くさがりの根性は彼ら日常生活の中にも深く入り込んでいます。
七味を選んだ人の過去をプロファイリングしますとブラスバンドに入っていた時に定期演奏会の手作りのポスターに演奏する曲目の 錨をあげて の 金 と書くことを面倒くさがって 猫をあげて と書いてしまい動物愛護団体から
「高所恐怖症の猫がいたらどうするんだ！」
と抗議が殺到しました。
これに対抗して翌年の定期演奏会のポスターには トランペット吹きの休日 を トランペット吹きの体目 と書きましたが白い目で見られるようになり文芸部に転部することになってしまいました。
・・・
：あとがき
目玉焼きというものは本当に恐ろしい食べ物ですね。
目玉焼きにかける調味料によって紛争が起こるということはいうまでもありませんが、その食べ方によって人生が変わってしまうことがあります。
小学校時代の友達の野村君は見合いの時に目玉焼きを出されて黄身をストローでチューチューしてしまい破談になってしまいました。
又、大学時代の友達の今井君は接待の席でハンバーグステーキの上に乗っている目玉焼きの黄身を犬食いしてしまい会社の命運がかかった契約が取れずに三か月後に自主退職せざるをえなくなりました。
・・・
ようやく車の運転が許されるようになり、嬉しさのあまり脳内妄想満開で書いてしまったブログでした。
皆様、健康が一番です。
骨折しないようにしましょう（骨折したいきさつは後日アップさせていただきます）。
：このブログは甲辰の個人的妄想でありフィクションでありファンタジーでございます。
